B面画報

Plastic Tree( 塑膠樹 ) B面画報歌詞
1.ベランダ.

作詞:Ryutaro
作曲:Tadashi

オレンジに汚される雲
風はそれを掃除してた
ベランダには眺める僕
意味もなく寂しさにノック

明日、届く花は
どんな色に咲くの?

いつまでも陽だまりに留まったまま
君が来るまで、ずっと待ってるから。

コウモリは街灯で迷い
おかしな放物線を描く

空は悲しいほど
衰弱していくよ。

いつまでも陽だまりに留まったまま
君が来るまで、ずっと待ってるから。
明日、届く花はどんな色に咲くの?

いつまでも陽だまりに留まったまま
君が来るまで、ずっと待ってるから。

もしも、いつか 朽ち果てたらこのベランダに、
ちいさくて白い花が咲くでしょう―。

「待ってる。」


2.lilac

作詞:ナカヤマアキラ
作曲:ナカヤマアキラ

ずっと望んで叶えてみたら ちょっと違った現実になる
カメラにだって作り笑いだ そう思うから僕は言った
「いびつなベッド 薄暗い部屋 今始まった事じゃない
気付かないでね 道化のように例えないでね 意味はわかる」

矛盾でもこんな風に 我儘に意味もなく嘆きたい
見失って ひとくぎり 眺めてる 今は咲いているから

壊れたレンズ直さないまま覗いてるけど 見えないから
些細な事は構わないって そう思うから僕は言った
「歪んでる日々 空回りさえ今始まった事じゃない
なくした事が悲しいなんて例えないでね 意味はわかる」

矛盾でもこんな風に 我儘に意味もなく嘆きたい
見失って ひとくぎり 眺めてる 今は散っていくまで

感情に済し崩し 気が付けば花も枯れた 捨てなきゃ
見失って ひとくぎり 眺めてる 今も待っているから

枯れたはずのライラック 咲いてるよ
君の声が届かなくなっても
枯れたはずのライラック 咲いてるよ

多分これが最後だとしても


3.光合成

作詞:長谷川正
作曲:ナカヤマアキラ

もう 空箱のメンソール 武器よさらば
そう 光なら事欠かず いつも朝は新しい

もう うつむいた昨日さえ 今は遠く
そう 透明になる僕は 光合成

漂う時間の幽霊ならすぐに蒸発

どんな風に君に話したら
こんな気持ちは届くのかな
確かなのは息してる理由を
見つけるよりも素敵なはずさ

もう しゃべり出す矛盾には 罪と罰を
そう ビンに詰め投げ出せば いともたやすい

散らばる欠片触れた指先滲む体温

どんな風に君に話したら
こんな気持ちは届くのかな
確かなのは息してる理由を
見つけるよりも素敵なはずさ

いつか僕に誰か言ってたよ
明るく生きる事が全て
朝の日差し溢れてる光
今の僕にはそれが全て

どんな風に君に話したら
こんな気持ちは届くのかな
確かなのは息してる理由を
見つけるよりも素敵なはずさ…たぶんね


4.水彩

作詞:長谷川正
作曲:長谷川正

語呂だけ合わせてこころの隙間を埋めたいな
思考のループで羊はとっくに沈黙
淋しいだなんて錯覚何だか起こしそう
君なら絶対笑うよ

時計の針エコーかかり 響いた音遠ざかった
祈るように泳いだ視線 夜明けと君は遠くて

※細い線描く未来 君の持つパレットで
彩ってくれたなら もう何も欲しくない
細い線絡む未来 僕をまだ離さずに
繋いでる蜘蛛の糸 キラキラと月夜に輝いて※

明日の午後にはマーブル色したバスに乗り
遠くの街まで映画を観に行くつもりさ
泣きたくなったり何度も笑いをこらえたり
君なら絶対好きだよ

軋む振り子止まりそうに 揺れてる影見失った
祈るように泳いだ視線 夜明けと君は遠くて

細い線描く未来 君の持つパレットで
彩ってくれたなら もう何も欲しくない
次に待つ世界でも 君にまた出会えたら
辿ってく蜘蛛の糸 キラキラと月夜に輝いて

(※くり返し)


5.存在理由

作詞:Ryutaro
作曲:Ryutaro

こうしてうすいカーテンのうしろに立って居るんです
それが僕の顔がぼんやり見えてる理由です

歪んだ僕の顔に君はキスをしてくれるかな?

外が揺らいでみえる窓は水族館の窓のようです
部屋を出ない僕は点滅する照明のひとつです

歪んだ僕の顔に君はキスをしてくれるかな?
それがこわくて僕は薬をかんでフラフラ フラフラ

パパが死んで ママが死んで 君もいつか居なくなるから
僕はずっと ここでずっと座ったまんま壊れてく

それでもちゃんと僕はいろんな事が見えているんです

歪んだ僕の顔にはキスをしてくれるかな?
それがこわくて僕は薬を噛んでフラフラ フラフラ
フラフラァ フラフラァァァ ア―。


6.パラノイア

作詞:有村竜太朗
作曲:ナカヤマアキラ

僕はまるで石になるアンモナイト 君が見つけてくれるのを待ってる
きっとそれは禁じられた遊び まわる秒針の針を眺めてる

言葉は掌から砂のように
サラサラとサラサラとこぼれてく

パラノイア 覚めない夢の中 パラノイア 踊りつづけて
パラノイア 覚めない夢だから パラノイア 映ろう世界は
全部モノクローム

心臓の音だけしか聞こえない とても静かな闇でただ待ってる
きっとこれは美しい自己犠牲 尖る秒針の針が痛いから

失くしたものを思い出そうとするけど
ヒラヒラとヒラヒラと逃げてくんだ

パラノイア 覚めない夢の中 パラノイア 何を想うの?
パラノイア 覚めない夢を見て パラノイア 膝を抱えたら
どれくらいロンリー?

「ソレでいいの?」「コレでいいの。」
「本当なの?」「かまわないで。」
「解らないの?」「解りたいの。」
自問自答―。

パラノイア 覚めない夢の中 パラノイア 踊りつづけて
パラノイア 覚めない夢だから パラノイア 移ろう世界は
全部モノクローム

全部モノクローム


7.六月の雨

作詞:有村竜太朗
作曲:ナカヤマアキラ

目を開けたままで 眠ってるみたいだな
ボンヤリ 傘がない僕だよ
水色 水滴 銀色 空模様
望んでた六月の雨だよ

引力で堕ちて 重力で堕ちて
全部 ねぇ こぼれてしまうから
いったりきたり 何千回ブルー?
きっと もう どこにも居ない

※君が降らした小さな雨
歪んでくのは はなやぐ記憶
同じものだけ見てられたら
どこまで解りあえたのかな?※

アジサイの行列 黒い傘の葬列
騒がしい六月の雨音

錯覚おこして 窒息おこして
全部 ねぇ 忘れてしまうから
いったりきたり 何千回メロウ?
小さい声 とぎれとぎれ

(※くり返し×2)

止まない雨に打たれる事が
今はこんなに優しく思う


8.本日は晴天なり

作詞:ナカヤマアキラ
作曲:長谷川正

ここで見てる そこで見てる物語巡っている
今とは言わないけれど いつか描く事だけ出来るように

欠けたピック 適当に持って無造作に歪んでいく
爪が割れていくのがリアル
午後にでも出かけてみようか

切り刻むように 切り刻むように少しずつ色褪せて
思い出す度 思い出す度美しく彩るよ
freedom freedom egotist

ラット踏み付けディレイ噛ます
繰り返す恐怖のエコー
孤独と言うか?
そう言う君の不条理と何が違うんだ?

切り刻むように 切り刻むように少しずつ色褪せて
思い出す度 思い出す度美しく彩るよ
freedom freedom egotist

わかってるのに わかってるのに少しずつ色褪せて
思い出す程 思い出す程美しい嘘になる
こんな思い出 そんな想いで色褪せずいてほしい
freedom freedom egotist

ここで見てた そこで見てた物語とぎれてる
今日は塞ぎ込んで またすぐに少しずつ描いてみよう


9.ジンテーゼ

作詞:長谷川正
作曲:ナカヤマアキラ

疼き出す憂鬱はオレンジ色
窓越しになぞった飛行機雲
西日差すカーテン揺れてる影
バカだねと笑って何処かに消えた

いつの間にか浸りきった 心地のいい 甘い痛み
救いの無い世界よりも 楽になれる気がした
それでもまだ足もとには 剥がれ落ちる 鈍い痛み
かき集めてシロップ漬け 漂ったら泡に変わる

テーブルの上には枯れゆく花
もう水は差さずに眺めるだけ
麻痺してる悲しみ確かめれば
重なった未来も怖くないかな

目をつぶって怯えてても 明日は強く 腕を引いて
まだ知らない景色の待つ 外へと連れ出すから
深い眠り沈む前に 邪魔なだけの 鈍い痛み
かき集めてシロップ漬け 漂って泡に変わる

いつの間にか浸りきった 心地のいい 甘い痛み
救いの無い世界よりも 楽になれる気がした
それでもまだ足もとには 剥がれ落ちる 鈍い痛み
かき集めてシロップ漬け 漂って


10.冬の海は遊泳禁止で

作詞:有村竜太朗
作曲:ナカヤマアキラ

冬の海は遊泳禁止で なんか誰もいなくていい感じ
映画でしか見た事ないような船が来るから ここで待ってよう
ウミネコの巣は 岬のはしの灯台の上にあるけど
乗りおくれたら最後だから ちゃんと水平線を眺めてなきゃ

僕ら はずみで首をしめたり 心までしめたりしてしまうけど

ねぇ ねぇ 僕の目を見て
ねぇ ねぇ そらさないで
ねぇ ねぇ 四六時中
こんなにも 大好きで 大好きで

冬の海は水銀みたい 太陽は溺れてく寸前
きっといつか流した涙もこの海に帰っているんだね
ウミネコの巣で身を寄せあって ヒナ達が眠っているように
僕達も体をくっつけて 2人の体温であたためあおう

笑っちゃうくらい 動きたくない ここ以外 行くあてもないんだけど

ねぇ ねぇ 僕の目を見て
ねぇ ねぇ そらさないで
ねぇ ねぇ 四六時中
こんなにも 大好きで 大好きで

ねぇ ねぇ 僕の目を見て
ねぇ ねぇ そらさないで
ねぇ ねぇ ちゃんと見ていて
ねぇ ねぇ 離れないで
ねぇ ねぇ 例えばこれが
ねぇ ねぇ 嘘だとしても
ねぇ ねぇ 四六時中
こんなにも 大好きで 大好きで

大好きで―。

冬の海は遊泳禁止で なんか誰もいなくていい感じ
灯台の明かりは届くかな?
そして僕達もいなくなっていい感じ


11.月の光をたよりに

作詞:有村竜太朗
作曲:ナカヤマアキラ

もう夜って気付くまで だいぶかかった
星屑のシグナル
遠いなぁ もうつかめない
僕は ほら 宇宙の底にいる

明日は会えるといいね 散る故に花は咲くけど

おんなじ月を見て どんな事を想ってるの?
金色の光をたよりに 君につながれたら

僕達の落としものは 夜空にまだ残ったままだから
眠らずに探さなきゃ
神様 まだページをめくらないで

明日は晴れるといいなぁ 散る故に花が咲くから

おんなじ月を見て どんな事を想ってるの?
金色の光をたよりに 君を探すから
おんなじ月を見て きっと君は笑っていて
金色の光をたよりに 君につながって
僕も 少し 笑う


12.エンジェルダスト

作詞:竜太朗
作曲:Tadashi

そして広場には 独り 僕 が居て
ブリキで出来た固い馬車に乗り遅れたら
風はいつもより気持ちよく刺さり
痛みは僕の骨に冷たさを残しては 消える

植え付けた種はいつか芽を出して
指の痙攣はそれまでは止まらない
みんなが 嫌う 僕の最低な顔で
素敵な昼下がり 白黒のなか歩こう

いつまでも淡い闇に手をのばす 少し冷たい

光の粒で無邪気になる子供達は僕を笑う

消毒された醜い僕を地下室まで

連れてゆくよ
連れてゆくよ 音もなく―。


13.白い足跡

作詞:長谷川正
作曲:長谷川正

窓辺にはため息でガラスを曇らせた君
ひんやりと時間だけ部屋に流れて
すまし顔冬の夜白くやさしい雪は降る
悲しみは美しくこころに積もった

騒いだ胸の意味さえ忘れてゆくから
淋しく笑う横顔ぼんやり見つめた

月も無い夜だけど光りは消えたりしないね
深い森迷い込む足元照らすよ
すまし顔冬の夜白くやさしい雪は降る
知り過ぎた僕達を許してくように

振り向いても足跡はもう見えないから
帰り道が分らないこのまま消えそうで

ポケットに滑りこむ君の手は温かくて
何一つ変わらずにいて欲しい気がした

騒いだ胸の意味さえ忘れてゆくから
淋しく笑う横顔見つめた
振り向いても足跡はもう見えないから
戻れなくなる僕らはこのまま消えそうで


14.ロム

作詞:有村竜太朗
作曲:ナカヤマアキラ

けっきょく 目が覚めたら 手つかずの世界がまた始まり
伴奏つきの夢の リアルな感触が残っていた
全部 モノクロじゃない 光まみれで君と手を繋いでいたっけ?
そう繋いでたんだ

単純 僕の中で 素直に流れてる赤いモノと
リンクしてるように 素直に回ってる日々の憂い
全然 消えそうにない 離してしまった憧れが募っていって
また目をつむった

閉じた瞼の 赤い闇 何を見てたの?
ほら 気づいたら ボンヤリと開いた

※飾る花を探してみるよ 覚めた時間を辿りながら
邪魔な視界は無視しながら
冷たい針を戻して 冷たい針を戻して※

迷走 無理承知で 試行錯誤くりかえして進む
感情 溢れ出して 言葉 仕草 涙 日々 切実
退屈 同じ景色 作りすぎた僕だけの窓を閉めていった
もう見ないように

壊れそうなほど 何度でもドアを叩くよ
ほら 気づいてよ 君の手で開いて

(※くり返し)

飾る花を探してみるよ 覚めた時間を辿りながら
邪魔な視界は無視しながら 冷たい針を戻して

飾る花を探してみるよ 覚めた時間を辿りながら
邪魔な視界は無視しながら 戻していく

飾る花を見つけられたら 失くした声で唄いながら
見えない風を集めていくよ
冷たい針が回った 冷たい針が回った


15.藍より青く

作詞:有村竜太朗
作曲:長谷川正

クローバーを摘んでくように、ラストデイズ―――。
もう少しで繋いだ手を離す
思い出は持てるだけ持っていこうよ
頼りない世界には必要

消えないように 消さないように
何もかも塗り変えていく

藍より青く 君と僕の心 心 心
涙の変わりになれるモノを探す 探す 探す
流れてって 空は黄昏に変わる 変わる 変わる
心は目には見えないねって笑う 笑う 笑う

バラ線をくぐり抜けて ロストデイズ―――。
天使には出来ないことしよう
ここにあることが全てならいいな
少しだけ優しくなれそうだよ

覚めないように 気づかないように
何度だって塗り重ねてく

藍より青く 君と僕の心 心 心
涙の変わりになれるモノを探す 探す 探す
流れてって 空は黄昏に変わる 変わる 変わる
心は目には見えないねって笑う 笑う 笑う

わかんなくなって わかりあえなくて
暗がり壊れながら走るよ
消えないように 消さないように
何もかも塗りつぶしていく

藍より青く 君と僕の心 心 心
涙の変わりになれるモノを探す 探す 探す
口づけしながら見た世界が回る 回る 回る
うずまく空に堕ちていって溶ける 溶ける 溶ける

藍より青く君と僕は泣いて 泣いて 泣いて
涙が乾けば意味もなく笑う 笑う 笑う

藍より青く染まって
藍より青く染まって